- たにしの楽校 管理人
~ 父母の手紙 ~
ぼくは、もう小学校に入学することはないけれど、
田麦橋を渡れば、あの頃の風景と香りは同じだ。
父母の言葉を胸に上京し、
いつもの手紙に浮かぶは父母の顔。
たまには帰ってこいよ、と父の手紙に
母の顔が浮かぶ。
あの頃の懐かしい友の顔と先生を想い、
“やぁー久しぶり”と、校舎に入った。
そっと置いていったそこには、
ピアノ、理科の道具、読みかけの本と卒業記念作品。
自然は勝手で自由に生き、
ぼく、帰るから・・・

赤川 落合の桜


田麦俣雛人形

雛菓子