現在の田麦川に架かる田麦橋のすぐ上流に、旧六十里街道の街道跡と石碑が残っております。
今から1200年ほど前、かつて庄内藩の参勤交代や湯殿山参りの人々が白装束を身につけて歩いたといわれており、今では貴重な歴史の道です。
この石碑の前を歩いて行きました。
いつ頃のか、何方かの一枚の5円玉が一つ。
上の橋が現在の田麦橋で、その下には梵字川が流れ、木の橋がかかっておりました。大水で流された時もあったとか。
今では、この旧道はほとんど知られていません。
墓地の裏を通ってこの道に上がり、田麦俣集落の中を通って蟻越坂へと続き、湯殿山へ参拝に登って行きました。かなりの急こう配で、歩かなければならない時代は相当に大変だったと思います。
古街道をちょっと辿ってみるだけで、田麦俣周辺の歴史、そして過去の時代に戻ったような神秘的な景色を感じることができます。