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たにしの楽校事務局

講話とみすゞ 詩を歌う集い



今年の3月初め頃から日本各地で広がりはじめたコロナウイルス感染。


100年ほど前、スペイン風邪がはやり、野口英世の「野口ワクチン」を開発したものの、当時は現在のような電子顕微鏡のようなものは無く、野口英世のお母さんはスペイン風邪で亡くなられたと聞きました。


この地球に存在している私たちの尊い命、幾度となくその存在を脅かすような脅威を乗り越えてきたわけですが、今、また地球は新たな試練となる局面に変化し始めているのかもしれません。


そんな中ではありますが、たにしの楽校は、皆様と一緒に仲良く心豊かな社会を保っていけることを願って活動しております。今回は、8月30(日)に行われた「講話とみすゞ 詩を歌う集い」の様子をお届けいたします。



手指を消毒しマスクを使用して受付が始まりました。



参加者は63名です。


催しでは、感染対策を避けるため、マスクを着用。座席を離して着席。飛沫が飛ばばいよう距離を置いたうえで、歌を聴いたり、朗読をしたり、金子みすゞに親しむひとときを過ごしました。


会場には、詩を題材に金子みすゞさんに宛てて作成された絵手紙も展示。古い学び舎にひととき賑わいが戻る中でみなさんと会話を交わしていると、金子みすゞはいつでもたにしの楽校にいる、そんな気がしてきます。



とっても素敵な歌でした。



日頃大変お世話になっている竹内先生が駆けつけてくださいました。



時折「学校」とは何だろうと考えさせられます。私たちは先人の歴史や知恵に学ばされ、読んだり描いたりしてきました。そうした教育の場でありながら、その一方で人間形成にとって大切な多くのことを、子供たちが社会の中できちんと生きていかれるように学ぶところなのだろうと思います。




みすゞの詩を素敵な絵手紙に描いてくださいました。

(木・なまけ時計・雀のかあさん)



たにしの楽校は小さな存在だけれど、人々の集いの中でそうしたことを取り戻すような時間を与えてくれる、その佇まいの中には見えない大切なものがあるように思えてきます。ここで何気なくみんなと一緒に楽しく過ごすことだけでも、素敵な思い出づくりにつながる「こころのタイムカプセル」のようです。



金子みすゞ全集



会場は、お母さんお父さんと一緒にお子さまたちも来ていて、とても賑やか。


この子たちのような、未来の大人になる人たちのために私たちにできることはいろいろあると思いますが、一人一人に平等に寄り添った優しさや心使いを持って接することが必要な気がします。



「優しさ」は、憂いてる人にそっと寄り添ってくれるような、そんな存在。成長していく中で、そうした人の優しさを受けることが、きっと優しさの連鎖につながることと信じています。





 

先日、寄贈して頂いたピアノの調律をして頂きました。練習などにどなたでもご利用できます。山里の木造校舎に響く素敵な音色を、ぜひお聞かせください。







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