top of page
  • たにしの楽校 管理人

久しぶりの楽校日誌


昨年暮れの鶴岡中心部みゆき橋初雪

年末から年始にかけて、すっかり日誌が滞ってしまいました。

昨年はたくさんの方にお越しいただき、本当にありがとうございました。普段はひっそりとしているかつての子供たちの学び舎も、喜んでくれているように感じられます。やっぱり人が集うのはいいですね。

人々が出会い、いろんな会話が生まれ、その交流の中で何かが育まれていく、そんな感覚を直に感じることができました。人は、やはり話さなければ伝わないことがたくさんあるように思います。

 

秋に、地元のあさひ小学校の2年生が課外授業にやってきました。写真はその時の児童の皆さんから届いた、素敵なお手紙です。

子どもたちが真剣に勉強している元気な姿を見ていると、次の世代に様々なものを引き継ぐ大人としての責任を感じます。その中には、難しい問題やややこしい課題も多く含まれます。社会を変えたのは子供たちではなく、私たち大人なのですから。

授業のお手伝いが出来て本当に嬉しいです。お手紙は私の大切な宝物になりますね。

 

2月1日は、酒田みずほ倫理法人会様からのご依頼で、たにしの楽校の活動と童謡詩人の金子みすゞさんの『みすゞ作品から見えてくるもの』についてお話しさせていただきました。

会場は、酒田市土門拳記念館のそばにある南洲神社講堂。ご参加のみなさんから温かく迎えていただきました。嬉しいことに地元の高校生のみなさんも来場していました。

南洲神社は、西郷隆盛と菅実秀との深い関わりのある社で、資料も展示されております。いろいろ見て回ると、歴史と先人の知恵から、考えさせられるものがあります。今「一番大事なこと」とは何だろうと…。

 

14年前に廃校になったこの校舎で掃除をはじめて、それ以来、この楽校でたくさんの方々にお会いし、お話をお聞きしてきました。懐かしさを感じる環境のせいか、実に味わい深い会話ができるのも、たにしの楽校の魅力です。

私は、ここで様々な境遇の人たちと接し、話しているうちに、移り変わる社会の中で“一番大事な事は何か”を頻繁に考えさせられるようになりました。「たにしの楽校」を活かして、山里で人が集う場所を作りたいという想いにかられたのも、そうした経験に基づいています。

もっとも、個人的には、健康で、朝「おはよう」、夜「お休み」と、なんの不安もなく眠れる平和で普通のしあわせな日々が大事と、常々思っているところです。

“春よ早く来い”ですね?

bottom of page